ノマドの幻想 - 誰もいないスターバックス
実際のところ「物書きしたり企画書つくったり、アイデアを出せる人達」がビジネスを作り、「システム屋」に発注するんだ。
上記の記事にブックマークでコメントをしてみたら、何か★マークがついたようで、それは多くの方の共感を得ているという事のようだ。
だからちょっとメモしてみたいと思う。
この人の気持ちはとても分かる
僕が独立して間もなかった2006年頃。その頃から既に「カフェでノートパソコンを開く人」というのはいた。 ノマドなんて言葉はおろか、カフェでノートパソコンの電源を入れただけで、店内がざわつくような時代だ。
僕は当時はまだ3kgあったような、バッテリーも2時間も持たないバカでかいMacBookProを持ち歩いて仕事をしてみたりした。 自分自身は最先端のつもりだったので、同じような「最先端っぽい人」は猛烈に気になった。
洒落気取った奴が取り出したのがMacではなく、分厚いWindowsマシンだった時なんてこうだよ。
ダッさ!(笑)
Windowsて。
洒落気取ってるみたいだけどWindowsて。
それで何するんだよ!わざわざここでやる意味あんの?
電源アダプターでけえよ!
俺?
オレはやるよ。Macだし。スティーブジョブスね。
iPodもあるよ。 PhotoshopとDreamweaver駆使してWEBサイト作っちゃうよ。 左手親指は常に⌘キー。操作すっごい速いよ!
わざわざこんな場所でごてごてしたWindowsパソコン広げてワードいじってるやつとは次元が違うよね。
あんな奴にろくなもんが作れるわけがない。
って心の中で勝手にバカにしてた。
でも、誰もがこういう所から卒業しなければならない。
自分に精一杯に生きている人は、他人の仕事の仕方など興味がない
他人の働き方にケチをつけるのは、自分自身の仕事環境に満足できていないのかもしれない。
自分に精一杯に生きている人は、他人の仕事の仕方など興味がない。
そして外見的なものと、その人がやっている仕事の規模は全く関連しない。
会社に8時間いて月に30万しか稼がない人もいる。 スターバックスで1時間物書きをして100万円を稼ぐ人もいる。
何を目指すかは自分の問題だ。
パソコンがお洒落かどうかなんて関係ない。 場所がどこかも関係ない。 ノマドという言葉が世間的にどう使われているかも関係ない。 周囲の人間を過剰に意識する必要もない。
自分の仕事を最高の形で成し遂げることだけを考えればいい。
テクノロジーや街の環境が変化して、よりよいワークスタイルで仕事ができるならば、それをどんどん利用すればいいんだ。お店の人に迷惑かどうかはあなたの社会的常識観念で判断しよう。